高血圧に食欲促進。諸悪の根源は塩分摂取量ではなく食塩
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精製したものの怖さ。
以前に砂糖の精製について紹介しました。
砂糖といえば塩!
ということで、今回は塩の精製です。
あなたが普段口にする塩は大丈夫ですか?
目次
塩の種類
塩にも砂糖と同様に数種類あります。
様々な分け方があるんですが、今回注目して欲しいのは天然塩と精製塩。
天然塩とは、海水を天日干しにして作った塩。
天然塩の成分は98%が塩化ナトリウムで残り2%がミネラルです。
対して精製塩は天然塩を精製して作られた塩。
食塩と呼ばれている塩です。
その99%以上が塩化ナトリウムでできており、ミネラルがほとんど入っていません。さらに食感とかを維持するために添加物が入ってることも。
もともと日本でも天然塩が主流だったのですが、戦後に規制されたらしい。
元々、日本では非常に質の良い天然塩が多数採れていたのですが、太平洋戦争後にアメリカ軍がやってきて、日本の塩をほとんど規制してしまったのです。
その結果、民間で塩を作ると規制違反行為になってしまうため、何もできない状態が続き、天然塩を作る能力がほとんど無くなってしまいました。
今はそのような規制も無くなったのですが、アメリカ軍による規制のダメージは大きく、今尚、天然塩を作る能力が不足していると聞きます。
精製塩は塩分オンリー
砂糖と同様に精製された精製塩も重要な栄養素がそぎ落とされているんです。
それはミネラル。
つまりただの塩化ナトリウムということ。
もちろん塩化ナトリウムも重要なミネラル。
しかし、塩化ナトリウム単体だと結構怖い。
塩=高血圧の嘘
塩化ナトリウム単体で引き起こされる問題。
それは高血圧。
「塩分=高血圧の原因」
そんなイメージを持っていませんか?
実は、これ真っ赤な嘘なんですよ。
高血圧の原因は塩分の取り過ぎにあると言うことが指摘され、医療機関や行政などが「減塩指導」を初めてから、40年ほど過ぎています。
結果、日本人の塩の摂取量は大きく減りました。しかし、にもかかわらず、高血圧患者は減っていません。現在、日本には高血圧患者がおよそ3000万人いるのです。
じゃあ何が原因か?
それが塩化ナトリウムです。
塩化ナトリウムはその特性から血圧を上げる作用があります。
アメリカでは、塩化ナトリウムを人間に一番近い霊長類「猿」に一生涯食べさせると高血圧になり「死に至る」と発表されており、もはや「塩化ナトリウム単独摂取」=「死」は、周知の事実となっています。
つまり、「塩=高血圧」というのは間違い。
「塩化ナトリウム=高血圧」ということ。
血圧上昇を防ぐカリウム
なぜ「塩=高血圧」のイメージが定着したか。
それこそ精製によってほかのミネラルが失われたから。
実は、本来の塩である天然塩には塩化ナトリウムによる血圧の上昇を抑えてくれるカリウムというミネラルが含まれています。
カリウムはナトリウムと作用し合いながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりする調整役として活躍します。カリウムの最大の働きは、腎臓におけるナトリウムの再吸収を抑制し、尿の中にナトリウムの排泄を促進して、血圧上昇を促すナトリウムを抑えることです。
なので、カリウムなどのミネラルを含む塩ならば、ある程度は取っても良いとされています。
むしろ必要だったりも。
塩が不足すると、体内の機能が衰えてくるのです。
体内の塩分濃度が不足すると、栄養がきちっと吸収することができなくなるわけですから、細胞の中の新陳代謝機能が衰えてくるわけで、その結果、肌がかさかさになったり、また、消化機能もおちるので、食欲がなくなったり、筋肉の収縮もよわくなり、足腰も弱ってしまいます。
もう一つ大切なこと、それはミネラルです。
体の代謝をコントロールしているのは、ミネラルと呼ばれる物質。ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどです。 これらは無機質、つまり鉱物なので、体内では作ることができないのです。 食品から取らなければならないのです。 本来、塩には豊富な種類のミネラルが含まれているのです。
それゆえに、塩は体に必要なものなのです。
しかし残念なことに精製された塩はそのカリウムが含まれていません。
カリウムがなければ当然血圧も上がります。
精製によって血圧を下げるカリウムを失い、血圧を上げる塩化ナトリウム単体の物質となってしまった。
これが「塩=高血圧」のからくりです。
精製された塩は食欲を促す
実は、精製によってミネラルをそぎ落とすのって食欲にも関係してきます。
あなたが塩を欲するのはいつだと思いますか?
そう、運動などで汗をかき体内のミネラルが不足したときです。
塩は正式名称は「塩化ナトリウム」とも
いうように、元々は身体に必要なミネラル。
そのミネラルが不足しているとき、
塩っぱいものが食べたくなるんです。
運動したり、身体を動かしたりが
日常に多くて汗をたくさんかく人も
汗をかくたびに水分がとぶので
ミネラルが不足しているかもしれません。
昔の塩はミネラルを含んでいました。
よって「塩=ミネラル」という公式がプログラミングされているのでしょう。
しかし、残念ながら今の食塩はほとんどが精製塩なのでミネラルがない塩化ナトリウムの塊。
だから塩分が欲しいと感じて塩を取っても本当に欲しかったミネラルは取り入れることができません。
そして「あ、これだけの塩分じゃ足りないんだ!もっと食べねば!」となり、また欲しくなる。
で、お腹か一杯になって初めて食べることをやめるように。
もちろん体内はミネラル不足。
そしてカリウム不在により高血圧に。
そして様々な病気が訪れる…
以上が精製塩の怖さです。
沖縄の天然塩「ぬちまーす」
じゃあどんな塩を取ればいいか?
そりゃもちろん天然塩です。
ミネラルを多く含む塩の1つ「ぬちまーす」
沖縄の天然塩です。
ミネラルが豊富。
普通の塩より26%も塩分減。
素材の味を最大限に引き出す。
とにかく美味しい!
ぬちまーす”とは沖縄の方言で「命の塩」。
「最もミネラル成分種類の多い塩」としてギネスブックにも認定されたことがある
テレビや雑誌にも多く取り上げられてるとかで、以前「にじいろジーン」で放送後一日600個売り上げ
特殊な製法で作られておりミネラルを多く含んでいます。
確かに精製塩って安いです。
一人暮らしの人からすればめちゃくちゃ助かる存在。
しかし、塩化ナトリウム単体である精製塩は高血圧や偽の食欲が湧いたりなど様々な問題を引き起こします。
ちょっとお金をかけて健康を得るか。
健康を売ってちょっとのお金を得るか。
あなたはどっちを選びますか?
まとめ
・精製塩はミネラルがそぎ落とされた塩化ナトリウムの塊
・塩化ナトリウムは血圧を上げる
・天然塩には血圧を下げるカリウムが含まれている
・精製塩は食べても満たされない
・塩自体は人にとって必要なもの
・ぬちまーすいいよ
砂糖の話はこちら。